ASPとASP.NETの違い
仕事でASPを触ることになりそう。
「ASP」と聞くと勝手に「ASP.NET」のことだと思って話してたら途中でかみ合わなくなったw
ASPという時代があったのか。
意外に知らなかったことが多いのでメモ
- 拡張子の違い
ASPは『.asp』、ASP.NETは『.aspx』。
拡張子によって使用するエンジンが違う。具体的にいうとサーバアプリ側にページを要求されるとIISはその要求をASPではasp.dllを、ASP.netではaspnet_wp.exeを使用する。
つまり共存可能。
あと、ASP.NETは当然ながら『.NETFramework』上で動く。
- 使用言語の違い
ASPでは使用されていたインタプリタ言語としてのVBScriptやJscriptが廃止され、ASP.NETではコンパイル言語としての、VB.NETやC#が使われるようになった。
- モデルの違い
ASPは『HTML埋め込み型(ページインラインモデル)』だったが、ASP.NETでは『イベント駆動型(イベントドリブンモデル)』へ変わった。
※ASPにはイベントの概念がない
ASP.NETのメリット
- パフォーマンスの向上
Microsoft のテストによると、ASP.NET アプリケーションは従来の ASP アプリケーションと比べて、1 秒当たり 2〜3 倍の数の要求を処理できる。
- 安定性の向上
プロセスは ASP.NET ランタイムによって細かく監視、管理されるので、あるプロセスが異常な動作 (リークやデッドロックなど) を起こした場合には、新しいプロセスをその場で作成できる。
これにより、アプリケーションはいつでも要求を処理できる。
- 開発者の生産性の向上
ASP.NET のサーバー コントロールやイベント処理などの新機能により、開発者はアプリケーションをより短期間で、より少ないコード量で構築することができる。また、コードを HTML コンテンツから分離するのも簡単になっている。(コードビハインド)